『親馬鹿バトン』
ルール
もとから親馬鹿の方もそうでない方も極限まで親馬鹿になりきって自作品を語り倒して下さい。
連載中でこの先のネタバレになりそうな項目はぼかし&スルーOKです。
一度答えた人に回すのは、指定する作品が違えばOKです。

今回『輝』を指定いただきましたので、その内容に沿って回答します。(2007年9月現在)


いつごろその作品は生まれましたか? 構想はどれくらいですか?
ネット上にアップしたのは2005年ですが、構想はその二年前からボチボチ頭の中にあって、実際に小説として書き始めたのが2004年。
一年ほど書き溜めてからサイトを立ち上げました。


どんな話なのかご説明を
中学、高校を舞台に、テニスを通して主人公が成長する過程を描いたスポ魂小説。
当初のジャンルは学園物のつもりだったのですが、さすがに第二部を書いた後で言い張る勇気はなく、一応「青春物」と呼ばせてくださいっ!

この作品で描きたいもの、キャラ等はありますか?
失敗してもいいんだよ――この一言に尽きると思います。
「失敗を恐れるな」ではなくて。私自身失敗するのは恥ずかしいし、出来ることなら上手く行って欲しいと思います。でも……
失敗したからと言って、人間の価値が下がるわけじゃない。上手く行かない事の方が多いけど、前を向く気持ちは持っていて欲しい。
このメッセージを『輝』に登場するキャラから感じていただけたらと思って、書いています。

この作品の好きな所など
全キャラ、必ず弱点か欠点(欠陥?)がある!

設定などで気を付けた所
あまりテニスをご存知ない方にも楽しんでいただけたらと思って、なるべく専門用語を控えるか、使う時には煩わしくない程度に説明を入れているつもりです。
あくまでも「つもり」なので、もし分からない用語、疑問に思う箇所等(例えばルールなど)があったら連絡くださいね。可能な限り、お答えいたします。

特に力を入れた(入れる)、または好きなシーン
特に力を入れたと言うか、慎重に書いているのは、試合のシーンですね。
漫画のように「バシッ!」「ドスッ!」「しまった!」で展開が分かればいいのですが、小説はまず誰が打って、誰が受けてと、お伝えするところから始まります。それでいて試合のスピード感とか、緊張感を出したいなどと、欲張りな事を考えるものですから、一話仕上げるのに一ヶ月かかる事もあるんです。

その他、作品内でこっそりこんな事がやりたかった(やりたい)というのはありますか
光陵テニス部員の部活以外のお話をもっと組み込みたかったです。
大河級に長くなった為、ストーリーを進める事を優先して書いているのですが、例えばクリスマスとか、バレンタインとか、「学園物」ならではのお話をもう少し入れれば良かったかなと……今後余力があれば、番外編を加えてみますね。

作品にオープニングテーマ、エンディングテーマ、挿入歌を付けるとしたら
元気の出る曲なら何でも。RYTHEMの『ホウキ雲』とか好きです。
あと『輝』を書く前、自分のテンションを上げる為にAqua Timezを聞いています。最近のお気に入り。
早くベスト出ないかなって、質問から外れちゃいましたね。

この作品内で一番気に入っているキャラと、その理由
主人公の父親の真嶋龍之介。
我が子を(或いは、教え子、後輩、部下でも)平気で失敗させられる度量のある大人になりたい。
但し、こんな親を持つのはイヤ!

この作品内で一番好きなコンビまたはカップリングと、その理由
唐沢&トオル……って、カップルじゃないですよ!コンビですから!
唐沢に限らず、ジャンや、京極や、龍之介など、人に振り回されるトオルを書くのが好き。
「なんでオレだけ、こんな目に?」と文句を言いつつ、最後には彼等から大切な事を教わっている。こういう師弟関係(?)に魅力を感じます。

キャラクターの声イメージはありますか?
特にありません。

その他、ここがオススメ!誇れる!というポイント
無駄にキャラが多い!(←明らかに、誇りの意味を理解していない発言です・笑)

この作品がゲームになるとしたら(ジャンル、会社等)
基本RPG。試合で勝たないと光陵学園に帰れない設定とか?
この場合、ラスボスはジャンで。
或いは、光陵学園テニス部のメンバー中心の冒険物も良いですね。
トオルが次々と部員をゲットしながら旅をして、最後はそのメンバーを使って団体戦に勝利すればクリアとか?
それからナムコの『スマッシュコートテニス3』(プロのテニスプレイヤーの感覚が味わえるというゲーム)を、『輝』バージョンに改定して欲しかったり……オタクでスミマセン!
実はまだ『スマッシュコートテニス3』やっていなくて、頭の中はその事ばかりなんです。絶対ハマると思うので、今の仕事を片付けてからでないと手が付けられなくて。PSPは仕事中でもこっそり出来るから(←オイ!)危険ですよね。
誰かやった人います?

この作品がアニメになるとしたら(時間帯、会社等)
全年齢対象としていますが、内容的には深夜枠?

別の表現媒体(小説は漫画、漫画は小説、ゲームは小説か漫画等)になるとしたら
考えたことありませんが、漫画になった『輝』って興味ありますね。

その他こんな展開を夢見てみる(音方面、グッズ等)
作って欲しいグッズなら、たくさんあります!
鉄製なのに350g程度で収まるジャンのラケットとか、二十年以上経っても劣化しない龍之介の木製のラケットとか。あ、これって自分で「あり得ない」と言っているようなものですね。(苦笑)
実現可能なところで、ビーの「富士魂」を模ったタトゥー・シールや、成田部長お気に入りの『抹茶フルーツあんみつ練乳がけ』、奈緒がトオルからもらったメロリンのストラップなんて、どうでしょうか?
メロリンは、商品化されれば間違いなく若者の間で流行ると思う!あ、若者って言っちゃったよ、私……

この作品関連で1つだけ願いが叶うとしたら
例えば落ち込んだ時、悲しい時、辛いことがあった時。
「今日は誰とも話したくないや」なんて思いながらパソコンのスィッチを入れて、何気なく開いた画面からインパクト勝負の『輝』バナーを見つけ、
「なんじゃこりゃ?」と思ってクリックしてみる。
その後、一瞬でいいです。読んだ方が「ププッ」と笑ってくれたら――もう、最高ですね。

次にバトンを回す人(作品の指定付きで)
いつもの事ですが、お好きな方持って行ってください。


バトンを終えてみて
自分の作品を語るのって恥ずかしいですが、同じくらい楽しかったです。
特に私のような人見知りの激しい作者には、日頃考えている事を読者の方にお伝えする機会が増えて嬉しく思います。ゲームのコメントだけ異常に長いのが気になりますが……(汗)
バトンを回してくださった紙森けいさん、いつもありがとうございます。