指定型★バトン 
ネット小説仲間の紙森けいさんから、『指定型バトン』を頂きました。
(今回、『輝』に登場する『唐沢先輩』で頂戴しています)
2007年2月現在
〔指定型★バトンのルール〕
◆廻してくれた人から貰った『指定』を 『』の中に入れて答える事。
◆また、廻す時、その人に指定する事。
一応、第一部(光陵学園・中等部編)までの唐沢ということでお答えしましたが、『輝』完結後に改訂版を出したいなぁと思ったりも……
ではスタート。


☆最近思う『唐沢先輩』
変化球型人間。 
カリスマ部長の兄と、ヤンキーの弟という個性の強い兄弟に挟まれて、良くも悪くもストレートに自己主張するのが苦手なタイプ。
こんな設定で表現しています。あくまでも、つもりですが。
主人公・トオルを陥れた悪質なギャンブルも、彼にとっては一種のコミュニケーション・ツールかと。

☆この『唐沢先輩』には感動
まだ彼が本性を現さない頃の話ですが、第一部・13話「コート上のスプリンター」の唐沢。
校内試合でハルキを負かした後、涼しい顔でトオルの試合を見に来た彼は凄い。
だって実家がテニススクールで、元プロの父親から直接指導を受けて育った超・エリートのハルキを、「6−0」のラブゲームで下しちゃったんですよ。
テニスをなさる方はお分かりかと思うのですが、初顔合わせで、相手の手の内を知らない状態で1ゲームも取らせないというのは、よほど実力差がないとあり得ない!
二年上の先輩とは言え、テニスとは無関係の寺の次男坊がこんなに強いなんて驚きです。

☆直感的『唐沢先輩』
海ですね。
長男・北斗 (ほくと) = 空 → 色々な意味でスケールがでかい。(態度を含む)
次男・海斗 (かいと) = 海 → 心の底でアレコレ思っていても、決して本心を表に出そうとしない。(試合では、このポーカフェイスが役に立つけど、私生活では??)
三男・疾斗 (はやと) = 風 → 気分屋だけど、兄弟の中では一番純粋で器用に立ち回れる。(末っ子の特権というヤツですね)
こんなイメージで三兄弟のネーミングを考えたので、次男の唐沢は海になります。
第三部では、この兄弟達がそれぞれに活躍(暗躍?)するので、注目していただけると嬉しいです。

☆好きな『唐沢先輩』
読者の方からは、転校する日のトオルを慰めた唐沢に対して反響が多かったので、たぶん客観的に見れば第一部・49話「さらば光陵テニス部」の彼なのでしょうが、個人的(主観的)には前の話の方が好きでして。
第一部・48話「Fコートの対決」の唐沢です。
教師に暴言を吐き、場を収めてくれたコーチにさえ生意気な態度を取るくせに、プレイヤーとしての彼は後輩であっても対等と見なすところが好き。
一番唐沢らしさが出ている話だと自分では思っているのですが、皆さんが受ける印象とは違っているかもしれませんね。
これは文章力に問題が……?(泣)

☆こんな『唐沢先輩』は嫌だ!!
1)同じクラスの滝澤に口説き落とされて、ラブラブ・バカップルな学生生活を送る唐沢。(注:滝澤は男です)
2)明魁学園の京極の腹心として、越智の代わりに献身的に働く唐沢。この場合、唐沢が嫌というより、こんなツー・トップがいるテニス部に入りたくない?
3)野球部へ転向し、丸坊主になって仲間達と熱血な汗を流す唐沢。イメージ的に、彼は団体競技に向かない気がします。
この質問、面白い! ここだけ他のキャラでもやってみたいなぁ♪
人懐っこい京極とか、お姉口調のジャンとか、リッチで羽振りのいいトオルとか。
龍之介だけは何でもアリそうなので、浮かばなかった……(笑)

☆この世に『唐沢先輩』がなかったら・・・
言われて気づいたのですが、唐沢を登場させなければ『輝』はもっと健全で爽やかな学園物に仕上がっていたような……?
副部長が校内試合を賭けの対象にしちゃ、いかんですよねぇ。



バトンを終えてみて……
自分が作り上げたキャラについて語るのは初めての経験でしたが、とても楽しかったです。
唐沢は二面、三面と人格が変わるので、私なりに苦労した分だけ愛着のあるキャラでして、その彼を選んでくださった『卯月屋文庫』の紙森けい様、どうもありがとうございました。